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ITエンジニアの年収は高いのか

Published Sep 23, 2024

はじめに

ITエンジニアの年収は高いと言われることが多い。実際のところどうなのか、自分自身の実体験を元に振り返ってみる。

自身の年収の推移

以下はおおまかな私の年収の推移である。

  • 新卒: 380万円
  • 20代後半: 600万円
  • 30代前半: 800万円
  • 30代半ば: 1,000万円
ざっくりこんな感じの推移だ。私は地方出身で20代後半に東京に出たタイミングで600万円にのった。そこからは7,8年かかったが1,000万円に到達することができている。 新卒時点での給与は平均よりもかなり低い方だったように思う。私は東京に出るタイミングで転職をしたのだが、運良く狙いどおりに年収をあげることができた。 その後700万円まではすぐに上がったのだがその頃に会社の業績に陰りが見えはじめ、昇給の可能性が低くなったのでさらに別の会社に転職した。そこから時間はかかったが、30代半ばで一つの目標としていた1,000万円に到達することができた。

エンジニアである知人の年収

当人との会話の中で知り得える範囲なので、正確さに欠けるし母数が十分ではないことを前置きしておくが、私の知人も700万から1,000万円以上であることが多いように感じる。金額は年齢に比例するわけではなく、多くは個人の能力と勤務先の会社の規模に依存していることが多い。

平均年収との比較

2023年のデータでは全年代の平均年収は400万円台、一番高い年収である50代でも600万円である。これと比較すると、エンジニアの年収はかなり高いと言えるだろう。20代のITエンジニアでも600万円を達成している人は珍しくない。むしろある程度の会社の規模があれば、600万円と言う年収はわりと下の方の部類にはいる。

地方でのITエンジニアの年収

10年以上前になるので最新の動向はわからないが、当時は明らかに地方での年収の方が低かったと感じる。同じような仕事でも100万円以上差があるように感じた。 また、年収以外にも自分のスキルを磨ける仕事であったり、転職先の選択肢も関東圏の方が圧倒的に豊富である。 もしとれるのであれば、同様の選択を早めにとることをオススメしたい。ただし当然だが、転職すれば自動的に年収が上がるわけではないのでそこは注意が必要だ。